その下痢、過敏性腸症候群かも? チェック方法と治し方

緊張するとすぐにおなかが痛くなってしまう過敏性腸症候群の主婦が治し方についていろいろ考えるブログです

過敏性腸症候群で出血するのか? 下血の原因とは

便にが混じる。

 

誰しもがドキッとするシチュエーションですね。

 

果たして、過敏性腸症候群出血は起きるのか、
別の病気であれば、どのようなものがあるのか
をまとめてみました。

 


便に血が混じる下痢とは

 基本的に、過敏性腸症候群の場合は
便に血が混じることはありません。

 

なぜなら、出血しているということは、
腸内に病変や炎症があるということ。

 

過敏性腸症候群はそういった「器質的な異常」
がない場合につけられる病名だからです。


血が混じる主な病気

潰瘍性大腸炎

大腸に潰瘍やただれ(びらん)ができて
それが広がっていく病気です。

 

腹痛があり、出血しない下痢・
出血する下痢のどちらも見られます。

(症状が進むと、出血することが
多いとされています)

 

原因は不明で、国が定める指定疾患です。

 

大腸憩室(けいしつ)症


大腸の一部が袋状に腸壁の外へ飛び出たもの
を言います。

 

大腸憩室があっても、多くの人は
何の症状もなく、日常生活を送っていますが、
中には、腹痛、下痢・便秘、おなかが張るなど、
過敏性腸症候群そっくりの症状があらわれる人が
います。

 

憩室で炎症や出血が起きた場合、腹痛とともに
下痢や下血が起きることがあります。

  

f:id:echoenter:20171224175200j:plain

 

虚血性(きょけつせい)大腸炎

何らかの理由で、大腸へ血液が十分流れなくなり
大腸の粘膜が炎症や潰瘍を起こす病気です。

 

突然の腹痛、下血、下痢が主な症状です。


高齢者に多い病気ですが、重い便秘を患っている
若い女性にも増えてきています。

 

病原性大腸菌 o-157

原因となる菌、o-157が入っていた食品を食べてから
3から7日の潜伏期を経て、強い腹痛、下痢、
血便(下血)、発熱などが起こります。

 

症状が出た人のうち、約7%に
溶血性尿毒症症候群(HUS)
発症することがあります。

 

血便が出た場合、出なかった人よりも
溶血性尿毒症症候群(HUS)に移行する
割合が高いと言われています。

 


トイレでの出血で一番多いのは、実はこれ。


痔です。

 

主に内部の痔(内痔核)が原因の場合は
ほぼ痛みがないことも。

 

次に多い切れ痔の場合は、痛みを感じる
ことが多いようです。

 

そのほかの病気

そのほかに、大腸・直腸がん、薬剤性腸炎
クローン病なども下血の可能性があります。