過敏性腸症候群ガス型の症状と原因・悩みについて
下痢型がクローズアップされやすい
過敏性腸症候群ですが、
同じように悩んでいる人が多いのが
「ガス型」です。
ガス型の症状
過剰なガスが腸内に溜まり、頻繁におならが出たり、
ガスが腸壁や腸のぜん動運動を刺激することで、
- お腹がグルグルする
- 腹痛を感じる
ことが多いのが、ガス型の特徴です。
いわゆる、腹部膨満感というのも
この一種です。
ガス型のガスには臭いが強い
という特徴もあります。
下痢型・便秘型との混合も
腸の蠕動運動がにぶることで、
便だけでなく、ガスも体内にとどまります。
便秘型とガス型の混合型がこれにあたります。
また、ガス型の症状は、時に下痢型と同時に
出ることがあり、これも過敏性腸症候群患者の
悩みの種となっています。
ガスがたまる原因って?
物を食べると、必ず胃腸の中で
ガスが発生します。
健康な人であれば、一定量が発生して
体外に出せばそれで治まるのですが、
そのバランスが崩れているのが
ガス型の特長です。
心因性のもの
緊張すると、無意識に空気を飲み込んでしまい、
それが腸内にたまる場合があります。
いわゆる「呑気症」と呼ばれるものです。
飲み込んだ過剰な空気が、前述のガスになります。
悪玉菌によるもの
腸内細菌のバランスが崩れると、
腸内で食べたものがうまく分解されずに、
異常発酵します。
それがもとで、臭いのきついガスとなります。
腸の蠕動運動機能低下
前述のように、便秘・もしくは便秘型の場合、
腸の蠕動運動が低下しており、ガスが体外に
排出されにくくなっています。
それによって、ガスが腸内にたまり、様々な
不快な症状を引き起こします。
ガス型の悩み
ガスによる腹痛もつらいのですが、
一番の悩みは、「恥ずかしさ」だと思います。
特に、女性の場合は、
「人の多いところで万一のことがあったら」
と考えるだけでイヤですよね。
何より一番耐えがたいのは、
下痢型とあわせて起きること!
私もいつではありませんが、たまにそうなります。
本当につらいです……
ただ、気にしだすとそれがまた呼び水となって、
ドミノ式に症状を引き起こすので、
気を楽に持つのが一番です。
(とはいえ、簡単にそれができるなら
誰も悩みませんよね)