その下痢、過敏性腸症候群かも? チェック方法と治し方

緊張するとすぐにおなかが痛くなってしまう過敏性腸症候群の主婦が治し方についていろいろ考えるブログです

便秘型のみ・下痢型のみに処方される過敏性腸症候群の薬

症状に合わせて処方される
過敏性腸症候群の薬です。

 

前回の過敏性腸症候群全般に処方される薬
とは異なり、タイプに合わない薬を使うと
かえって症状を悪化させます。

 

必ず医師の指示にしたがって服用し、
自己判断で他人の薬を使わないよう
注意してくださいね。

 

【便秘型】

リンゼス

便秘型の過敏性腸症候群で、
食事指導と生活指導を実行したにもかかわらず、
改善しなかった場合に処方されます。

 

副作用

重大な副作用として、重度の下痢が報告されています。
(海外の臨床試験のみ)

 

また、貧血、腹痛、便秘の悪化、悪心、軟便、
肝機能異常、尿閉塞などがごくまれ(1%未満)に
あらわれています。

 

次のような場合は服用できません

  • 薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
  • 消化管閉塞又はその疑いがある
  • 妊娠・授乳中

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【下痢型】

イリボー


下痢型の過敏性腸症候群で、
食事指導と生活指導を実行したにもかかわらず、
改善しなかった場合に処方されます。

注意事項


虫垂炎、帝王切開など腹部の開腹手術をしている人は、
腸が癒着している可能性があるため、
イリボーを服用して便が固くなったことで起こる
腸閉塞やイレウス(腸重積)に注意します。


副作用


臨床試験では、男性の5%に便秘、
5.4%に硬便(便が硬くなる)の副作用がみられました。

 

また、女性の場合、男性に比べておよそ3倍にあたる
14.3%に便秘が、22.0%に硬便がみられました。

 

そのほか重大な副作用として、
アナフィラキシー、虚血性大腸炎重篤な便秘
などが報告されています。


次のような場合は服用できません

  • 薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
  • 妊娠・授乳中

 

まとめ


イリボーは、もともと男性のみに承認された薬でしたが
2015年に女性にも承認がおりました。

 

ただし、女性の場合、男性に比べて便秘になる確率が
約3倍と、とても高いことが知られています。

 

女性は特に、便が出ない、おなかが痛いなどの
異常があればすぐ医師に相談するのがおすすめです。

 


また、医療機関で処方されるこれらの薬は、
いずれも子どもに対する安全性が確立されていません。

 

最近では、小学生にも過敏性腸症候群の発症
確認されていると言います。

(それだけストレスが多いのか、
昔のような食生活でなくなったからなのか……)

 

早く、子どもも安心して飲める
過敏性腸症候群の処方薬ができればいいなと思います。