病院で処方される過敏性腸症候群【便秘型】【下痢型】共通の薬
過敏性腸症候群と診断された際に、
医療機関で処方される薬には
どのようなものがあるかを<
タイプ別にまとめてみました。
【下痢型】
【便秘型】
【便秘・下痢型】
過敏性腸症候群全般に処方される薬
便秘型にも下痢型にも混合型にも 処方される薬です。
コロネル・ポリフル
薬の内容はほぼ同じです。
この二つの薬は、腸の中で水分を吸収しゲル化する
安全性の高い高分子加工物からできています。
下痢型・便秘型ともに有効で
過敏性腸症候群における
主要な薬として使われています。
副作用
市販後の調査では、
発疹、かゆみ、吐き気・嘔吐、口渇、腹部膨満感、
下痢、便秘、腹痛、浮腫(むくみ)、肝機能異常
などが、全体の2%程度にあらわれています。
次のような場合は服用できません
- 薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
- 急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎)、術後イレウスがある
- 高カルシウム血症、腎結石、腎不全、胃全切除術の既往がある
- 妊娠または授乳中
セレキノン
消化器官の運動が高まり過ぎている場合は下げ、
低下している場合は高める作用を持つ薬です。
慢性胃炎にも使用され、胃の痛み、吐き気、膨満感
などにも効果を発揮します。
副作用
市販後の調査では、
下痢、便秘、口渇、発疹、じん麻疹、かゆみ
などが全体の0.3%程度にあらわれています。
また、ごくまれ(0.1%未満)に、
- 肝機能異常
- 心悸亢進
- 頭痛、めまい
- 排尿障害
などがあらわれることがあります。
次のような場合は服用できません
- 薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
- 妊娠または授乳中
注意点
ほかに服用している薬がある場合は、
作用を弱めたり逆に強めたりする場合がありますので
必ず医師・薬剤師に薬の名前を伝えてください。