過敏性腸症候群を漢方薬で改善したいというときにはこの漢方薬
「過敏性腸症候群を漢方薬で改善したい」
という場合に使われる漢方薬をまとめました。
半夏瀉心湯
胃腸の不調全般に広く使われます。
ストレスからくる症状に特に効果的とされ、
胃や腸の不調と心因性の症状を改善します。
下痢型に処方されることが多いです。
ある程度体力がある、元気な方に向く処方です。
桂枝加芍薬湯
腹部膨満感があり、腹痛、ガスがたまる、下痢、
便意があっても出ないなどの症状がある場合に
用いられます。
腹痛に即効性がある漢方薬です。
過敏性腸症候群で基本的に使われる漢方薬で
腸の調子を整えます。
体力がない、虚弱な体質の人には、
小建中湯の方が向いているとされています。
桂枝加芍薬大黄湯
便秘型には、桂枝加芍薬湯に大黄を加えた、
「桂枝加芍薬大黄湯」が効果的とされています。
特に、ストレスによっておこる便秘の症状に
用いられます。
便秘ではない人、下痢の人が服用すると
下痢がひどくなるため、注意します。
大黄に子宮収縮作用があるため
妊娠中は服用できません。
漢方薬の選び方
漢方薬は、西洋薬とは異なり、
それぞれの身体の状態に合わせて処方されます。
例えば、
- 体力がある・ない
- 身体が冷える・冷えない
- 手足だけ冷える
- おなかが冷える
などなど。
ですので、単に薬局で漢方薬を買って
飲めばいいというのではなく、
「自分の体質に合った漢方薬を処方してもらう」
というのが、正しい漢方薬の飲み方です。
飲んでいる間に体質が変わることもあるため、
適宜変更することも必要になります。
また、すぐに効果があらわれるというものでも
ないので、焦らず取り組むことが大切です。
漢方薬の処方は病院がおすすめ
漢方薬を薬局で買うと、保険が適用されないため
高くつきます。
長く続けることになるので、費用の負担は
かなりのものですね。
おすすめは、漢方にくわしい病院を受診して
処方してもらうこと。
保険対象の漢方薬であれば、一般の処方薬と
同じように処方してもらうことができますよ。