過敏性腸症候群の腹痛ってどんな感じ? 痛む場所は?
下痢型・便秘型・混合型ともに、「腹痛」が
キーワードとしてあげられる過敏性腸症候群。
では、過敏性腸症候群の腹痛とは
どんなものなのでしょうか?
痛みの度合は千差万別
下痢型の人の中には、
ギュッと手でつかまれたように
おなかが痛くなる、という人もいますし、
おなかがグルグル動くような感じだけで、
ほとんど痛みを感じない人もいます。
また、日によって、
「今日はすごく痛い」
「今日はそれほどでもない」
ということも。
私の周囲では、便秘型の人の方が、
おなかの痛みを感じている割合が高いです。
便秘型の過敏性腸症候群でつらいのが、
下痢型では、
腹痛→下痢→トイレに行く
と、スッキリするのに対し、便秘型の場合、
便が出ないので、痛みや症状が長く続く
ということです。
「過敏性腸症候群ではない便秘がちな人」も、
腹痛や吐き気を感じる場合が多いので、
便秘に腹痛はつきものなのかもしれませんが、
どうしても痛みがつらい場合は、
過敏性腸症候群の腹痛に対処する薬を
処方してもらうといいでしょう。
痛みを感じる場所
私の場合は、あまりひどい痛みはありませんが、
強いて言えば、左の下腹が痛いかな?
といった感じ。
そういう人は多いようで、しばしばネットで、
「痛みが左脇腹から下腹にかけておこる」
と記載されています。
ただ、この場所なら、必ず過敏性腸症候群
というわけでもありません。
ガス型との交代型(混合型)の場合は、
右側にも痛みが出ますし、便秘型の場合、
「おなか全体が痛い」ということもあるそう。
左~下腹に痛みが出やすい、というのは
ひとつの目安としておくといいでしょう。
腹痛の経過で気をつけたいこと
過敏性腸症候群の場合、便が出ると症状が治まる、
つまり、腹痛がなくなることがほとんどです。
これが、
- 便が出ても腹痛が続く
- 便に血が混じる(血便が出る)
- 熱が出る
- 体重が減ってくる
などの症状が見られた場合は、別の病気の疑いが
ありますので、病院を受診するのがおすすめです。